株式市場において、ストップ安を経験したことはありますか? ワタクシ好きな「株主優待」を長期で保有していまして・・・まさか、それが【優待廃止】になるなんて、そして株価下落の恐怖を体験するなんて・・・
久しぶりに、良い経験ができましたので、備忘録として記したいと思います。 これもまた、今後の役になれば幸いです。
まさかっ!?株主優待の休止を発表
もちろん、良いニュースも、悪いニュースも、未来を予想することはできません。しかしながら、家族で良く行く「ファミレス」として、利用している(*`艸´)ウシシシ 僕の好きな「ココスジャパン」さんに限って・・・っ
https://twitter.com/tar0_o/status/1118649073320386561
外食産業は「世の中の流れ」など外部要因もあり、左右もされやすいですね。業績不振による多少の「株価の下落」は良しとして、長期保有で応援するつもりでいましたが、優待休止発表を聞いた時は「まさかっ!」と少し心が折れました。
ココスジャパン(9943)さんの株主優待
株主優待の内容を整理しておきます。
基準日 | 保有株式数 | 優待内容 |
3月末 9月末 |
100株以上 | 食事優待券 1,000円分 割引カード5% |
200株以上 | 食事優待券 2,000円分 割引カード10% | |
500株以上 | 食事優待券 6,000円分 割引カード10% | |
1000株以上 | 食事優待券 12,000円分 割引カード10% |
ちなみに配当利回りは、おおよそ1~0.9%でした。この食事優待券は、ゼンショーグループ各店舗でも利用できましたので、人気があった方ではないでしょうか。
優待休止の理由
9943ココス 下方/優待休止
>2019 年3月期の業績予想は大幅な下方修正になる見込みです。このような経営状況に鑑み、検討を重ねました結果、誠に遺憾ながら、株主優待制度を休止させていただくことといたしました。 pic.twitter.com/Ulli79kEPR
— かぶにやん (@kabu2yn) April 15, 2019
大幅な下方修正です。「株主優待のせい」で、会社自体がグラついてしまうのでは、本末転倒ですね、不祥事を起こした訳ではありませんので・・・
優待が休止された、その後はどうなった?
きっと、僕みたいに食事優待券が欲しくて株主になっていた方が多いのでしょう。それが無くなったとなると株主でいる必要性がなくなり、投資家の資金が抜けることは、容易に予想ができます。
ストップ安における、株価下落の恐怖
その後のココスジャパン(9943)さんの株価チャートです。
マーケットはストップ安にて、株価は約4年前の水準にまで、下落してしまいました。
「優待」は、ありがたい制度ですが、ただ株式投資である以上(頭の中では分かっているのだが・・・)こんなリスクもあります。久しぶりに恐怖指数MAXを味わいまして( ゚Д゚) 損切りに至りました。
ちなみに同社は同時に上限20億円の自社株買いを実施することも発表していますので、そのままズルズル下がるか息を吹き返すか?は、次の決算次第ですかね? はたまた親会社が「ゼンショーHD」さんですので、何か働きかけもあるかもしれませんね。
優待のメリットとデメリット
実際に経験したことをもとに、株主優待のメリットとデメリットについておさらいしてみました。
メリット
やっぱり、気に入っている企業の製品やサービスに関わるものを手にすると、楽しいし・嬉しかったです。 自分の、その会社への応援力が実感でき、例えばお食事券などを利用した際は、自分が株主であることの、ちょっとしたウキウキ感がありました。
株主優待銘柄は、株価が下落しても、その分、優待利回りが高まり、逆に魅力が増す感覚もありましたので、長期保有がし易かったです。
デメリット
前まで他人事のように思っていましたが、突然の変更や、廃止されたりする危険をはらんでいます。 優待ばかりに惚れ込んでいると、僕みたいに、それ以上の損失が出てしまうこともあります。 人気があればあるほど【廃止】は、株価にとても大きく影響してしまいます。
ちなみに優待に関しては、取締役会の決議だけで決定することができます。日本市場の独特な制度であって、本来は、株主平等原則に反しており、配当で還元した方が良いとおっしゃる方もおられます。
まとめ
最近では、株主優待の変更や廃止なども、よくあるようですね。今回の経験より、メリットとデメリットと備忘録しました。 次回からは、今以上に上手に投資できるようになれたら嬉しいです。